OpenTelemetry Collector を導入する
VaxilaはOpenTelemetryの仕組み (計装)を利用してデータを送信しています。
このページでは OpenTelemetry Collectorを使用してデータをVaxilaに送信する方法を解説します。
OpenTelemetry Collectorとは
OpenTelemetry Collector は特定ベンダーに依存しない、OpenTelemetry用エージェントです。
Dockerを使用してサイドカーにすることも、APKやDEBを通してインストールすることもできます。
このページではOpenTelemetry Collectorのインストール方法について説明します。
細かい実装については公式のドキュメントを参照してください。
Collectorを使用するべきか
Vaxilaを使用する場合、Collectorを使わずに、SDKから直接Vaxilaにデータを送信することもできます。
どちらにするかどうかを決める際は以下のページを参考にしてください。
導入方法
OpenTelemetry Collectorを使用するためにはインストールと設定が必要です。
インストール
OpenTelemetry Collectorは
Docker
Kubernetes
Linux パッケージ
などで配布されています。
例えば、apkを使用する場合以下のコマンドでインストールできます。
各プラットフォームに対応したコマンドは以下にまとめられています
設定
OpenTelemetry Collector はファイルと環境変数で設定することができます。
例えば、systemdを使用している場合は /etc/otelcol/config.yaml
を以下のように設定すると、Vaxilaに送信することができます。
この例では、次の項目を設定しています。
exporters
exportersに
otlphttp
を使用します。endpointをVaxilaのエンドポイント (
https://telemetry.vaxila-labs.com
) にします。headersには
X-Vaxila-Token
とAccept
を設定します。X-Vaxila-Token: vaxilaが発行したトークンを設定します。
Accept: 常に
*/*
を設定します。 (Vaxilaが内部でAWS Lambdaを使用しているために必要な設定です。)
service
pipelines の traces に作成したexporterを設定します。
これらを設定することで、CollectorからVaxilaへデータを送信するようになります。
最終更新